NEXT STAGE

「ストリッパー物語」
[作]つかこうへい [演出] 渡辺和徳
[出演]高野愛・相良長仁・友部康志・藤原儀輝・菊地歩・石川なつ美
[日程]2026年5月21日(木)〜24日(日)
[劇場]上野ストアハウス
ABOUT
——なんで泣くのよ。なにが悲しいのよ。
虐げられるが故により深く愛し合う、ヒモとストリッパーの真実の愛の物語
「蒲田行進曲」や「熱海殺人事件」とも並び称されるこの「ストリッパー物語」は、再演を重ねるごとにガラリと姿を変え、いくつものバージョンが作られました。そしてまた、つかこうへいをして「この作品だけは活字化できない」と言わしめたほど、“肉体で語る”作品でもあります。
今作では、1982年に田中邦衛・根岸季衣主演で上演されたバージョンを、一切脚色せずに上演いたします。今となってはまず上演されることのないこの作品を通して、徹底して人間を描き続けたつかこうへいの原点を見つめ直します。
HOT TOPIC
「広島に原爆を落とす日」公演終了しました!
「広島に原爆を落とす日」の公演が終了しました! たくさんのご来場、ありがとうございました!
たくさんの挑戦に満ちた作品でした。でも、全身全霊で演じてくれたキャストのみんなと、とことんやり切ってくれたスタッフさん達と、そして観に来てくださったお客様の温かい拍手と涙に支えられて、無事に千穐楽まで走り抜けることができました。本当にありがとうございました! 改めまして、この挑戦の場をくださった劇場シアターXの皆さんにも感謝いたします。
本公演のパンフレットは、通販にてお求めいただけます。劇場で買いそびれてしまった方は、ぜひご利用ください! また、近日中に公演写真もアップする予定です。こんなシーンもあったなあ…と、振り返っていただければと思います。
9PROJECTの次回公演は、旗揚げ公演の演目でもある「ストリッパー物語」に7年ぶりに挑戦いたします! たくさんの経験を重ねてきたからこそ、また新たな作品に生まれ変わるのではないかと思います。こちらもぜひお楽しみにお待ちください!
NEWS
9PROJECT


つかこうへいの言葉には、胸を突き刺すような切なさを覚える。
メディアプロデューサー 酒井 政利
そして、生きる養分、勇気として語りかける力がある。
9PROJECTの舞台を観るたび、同じ力がそこに息づいているのを感じてならない。
つかこうへいの舞台を引き継ぐ若者たちがいることを何よりもうれしく思う。
9PROJECTは、つかこうへいに師事したメンバー3名によって結成。近年では上演されることの少なくなった、70〜80年代のつかこうへい作品を中心に上演している。つかこうへいの“演出”よりも“言葉”に注目し、戯曲を一切書き換えることなく生み出されるその作品は、当時つか作品に熱狂した世代からも大きな支持を集めている。
1999年、つかこうへいが東京都北区のバックアップを受けて設立した「北区つかこうへい劇団」に、渡辺和徳が役者コース7期生として入団。つかこうへいから「お前は本を書け」と言われて、劇作・演出の道に転向。つかの執筆を手伝いながら、多数の演劇作品を発表する。
2001年、高野愛・小川智之が9期生として入団。まもなく、劇団9期生を中心に「プロジェクト9」というチームが結成され、つかこうへい演出で多数の作品が上演される。その後、10年あまりに渡って、つかこうへいに師事する日々が続く。
2010年、つかこうへいが死去。2011年、北区つかこうへい劇団の解散公演「飛龍伝’90」(紀伊國屋サザンシアター)では、高野・小川が主演、渡辺が演出を担当。
劇団解散後、しばらく各々の道を歩むが、自分たちなりにつかこうへい作品に取り組みたいと、2014年に再結集。第1回公演「ストリッパー物語」(作/つかこうへい)を上演した際にはチケットは発売初日完売するなど注目を集めた。を以後、初期のつかこうへい作品を中心に上演を続けている。
名前の由来は、北区つかこうへい劇団時代のチーム名「プロジェクト9」をひっくり返して、9PROJECT(ナイン プロジェクト)。つかこうへいという存在にがむしゃらに立ち向かい、作品に没頭していた、その初心を忘れることなく活動していきたい、という志を込めて命名された。
モットーは、やりたいことをとことんやる。自分たちが今やりたいこと、挑戦したいことを3人で徹底して話し合い、純粋に芝居に向き合っていく…。それが 9PROJECT です。


