vol.19「つか版 忠臣蔵」

[原作] つかこうへい  [脚本・演出] 渡辺和徳
[出演] 三咲暁人(劇団暁)・高野愛・武智健二・小川智之・仲道和樹・新澤明日・花渕まさひろ・相良長仁・宮迫誠

[日程]2023年11月15日[水]〜19日[日]
[劇場]上野ストアハウス
[料金]3,500円(★平日割)/3,800円(土日)/学生 2,500円(全日程)
[LIVE配信]2,800円+手数料
[席種]自由席(ご来場順のご入場となります)

[9PROJECT×大衆演劇]特別公演(終演)

[日程]2023年11月9日[木]
[劇場]篠原演芸場(東京都北区中十条2-17-6)
[料金]一般 3,500円(★平日割)/学生 2,500円
[席種]自由席(ご来場順のご入場となります)

[ゲスト出演]澤村蓮(章劇 座長)

[上演時間]2時間40分(本編 2時間5分+役者トーク 15分+ミニ舞踊ショー 20分)

※特別公演の照明・音響効果につきましては、本公演よりも簡易なものとなりますのでご了承ください。
※客席は畳敷きに座椅子を置いたものになります。椅子席は少数となりますので予めご了承ください。

11/9[木]
13:00★
18:00★
受付開始=開演1時間前、開場=開演45分前

ABOUT

9PROJECTの人気作が5年ぶりに帰ってきた!
ドラマ版の面白さそのままに、笑って泣ける〝つかこうへい版〟忠臣蔵!

 「つか版・忠臣蔵」は、1982年の大晦日に放映された、つかこうへい原作のテレビドラマです。「忠臣蔵」が生まれた背景には、それを“忠義”の物語に仕立て上げた人物がいたのでは…という発想を元に、どうしようもない赤穂浪士たちを必死に討ち入りへと向かわせる、作家・宝井其角の姿を描きます。出てくるのは、一癖も二癖もあるキャラクターばかり…誰も見たことがない、まったく新しい“つかこうへい版”の忠臣蔵です。

 2018年の初演では、ドラマ版の面白さをそのまま体感できる舞台として好評を博し、東京・神戸・大分の3都市で1,000名を超えるお客様にご覧いただきました。5年ぶりの再演では、初演の勢いはそのままに、さらにブラッシュアップした構成でお届けいたします!

 「これから始まる物語はフィクションであり、史実、時代考証を超越し、人物関係、生活パターンを無視した現代のドラマである」とは、テレビドラマの最初に表示された注意書きです。過去の傑作を巧みにアレンジしながらも、鋭く人間を描いていく…。つかこうへいの真骨頂とも言える人間ドラマの傑作に、どうぞご期待ください。

強力な助っ人参戦!

 今回の主演には、大衆演劇の世界から劇団暁の三咲暁人さんをお迎えします!

 大衆演劇に新たな風を吹き込む「新風プロジェクト」で数々の作品の構成・演出も務め、この5月には新たに座長に昇進した実力派俳優。9PROJECTのメンバーとも何度も共演をしており、すっかり信頼関係を築いた仲でもあります。この“9PROJECTらしい”つか芝居をどう演じてくれるのか…今から楽しみです!

 そしてもう一人…まだつかさんが元気だった頃、JAE(当時)のメンバーとして数々の作品に参加し、9PROJECTメンバーとも親しくさせていただいていた先輩・武智健二さんが9PRO公演に初参加です!

 最近の9PROJECTでは、友部康志さんがすっかり常連になっていたり、吉田智則さんに出ていただいたり…と、かつての先輩方とつか芝居をやるのが定番になってきていますが、また新たに武智さんとご一緒できるのは本当にうれしいことです。9PRO常連メンバーたちとどんな化学反応が起こるのか…ワクワクが止まりません!

 今回も上野ストアハウスの本公演に先駆けて、篠原演芸場での特別公演も行います。こちらは照明・音響等、ちょっと簡易なものになるかな…と思いますが、大衆演劇の世界らしい“忠臣蔵”にできたらいいな、と思っています。そしてこの公演には、昨年に引き続き澤村蓮 座長(章劇)がゲスト出演してくださいます! 今年はどんなコラボを見せてくれるのか…こちらも楽しみにお待ちください!

STORY

日本人によく知られた「忠臣蔵」の物語。
それを“忠義”の物語に仕立て上げた男がいた

 松の廊下で刃傷沙汰が起こった。着物の裾を踏んですっ転んだ浅野内匠頭が、泡を食って刀を振り回したらしい。大石内蔵助は読み書きのできない主君のため、代わりに辞世の句を書いてくれる作家を求めて、宝井其角の元を訪ねる。さっさと切腹を済ませてお家再興を待つつもりだったが、其角はこのどうしようもない事件を“一級の美談”に仕立て上げ、芝居に掛けることを思いつく…。

 仇討ちよりも家のローンが心配な大石内蔵助。
 根っからの善人にも関わらず、必死に敵役を演じる吉良上野介。
 売れる芝居を書くためなら、男女を心中“させる”ことも厭わない近松門左衛門。

 一向に仇討ちをしない家臣たちに苛立ちながら、其角と役者たちは“忠臣蔵”を作り上げていく。其角が必死になるその訳には、近松に奪われた女・志乃への激しい慕情があった…。

「其角はんにはこの芝居で、四十七人、皆殺しにしてもらいます」

CAST

宝井其角/三咲 暁人(劇団暁)

志乃/高野 愛

大石内蔵助/武智 健二

吉良上野介/小川 智之

坂田藤十郎/仲道 和樹

近松門左衛門/新澤 明日

大高源吾/花渕 まさひろ

大石主税/相良 長仁
(北区AKT STAGE)

浅野内匠頭/宮迫 誠

MAP

上野ストアハウス

JR「上野駅」
入谷口より徒歩5分

東京メトロ「入谷駅」
1番出口より徒歩5分

東京都台東区北上野1-6-11 NORDビル B1
URL :https://www.storehouse.ne.jp/access.html

*駐車場・駐輪場はございません
*公演についてのお問合わせは、9PROJECTまでお願いいたします。

篠原演芸場

JR「十条駅」「東十条駅」
徒歩3分

東京都北区中十条2-17-6
URL : https://www.shinohara-engeki.jp/shinohara.html

*公演についてのお問合わせは、9PROJECTまでお願いいたします。

STAFF

原作=つかこうへい
脚本・演出=渡辺和徳

舞台監督=久保田智也
照明=清家玲子
音響=松宮辰太郎
宣伝写真=堀内亮太・為広麻里
制作助手=岩崎琴子

協力=(株)つかこうへい事務所

演出/渡辺和徳

1978年、東京都生まれ。
北区つかこうへい劇団に入団後、つかこうへいに文才を認められ、氏のもとで作・演出を学ぶ。
2003年、少年隊ミュージカル PLAYZONE「Vacation」で脚本業を開始。以降、演劇作品の脚本、演出を数多く手がける。

【つかこうへい原作作品】
「二代目はクリスチャン」「広島に原爆を落とす日」「弟よ!」「愛人刑事」「龍馬伝」などの構成、脚本を担当。
つかこうへい作品の演出は多数。

【主な脚本作品】
◇青山劇場「SAMURAI 7」「女信長」(原作/佐藤賢一)
◇明治座「神州天馬侠」(原作/吉川英治)「大江戸緋鳥808」(原作/石ノ森章太郎)
◇新国立劇場「AZUMI 幕末編」(原作/小山ゆう)
◇Zeppブルーシアター六本木「あずみ〜戦国編」(原作/小山ゆう)など。