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「二代目はクリスチャン」

[原作]つかこうへい  [演出] 渡辺和徳

[出演]高野愛 吉田智則
    新澤明日 相良長仁 岩崎祐也 仲道和樹 諏訪貴大
    友部康志 小川智之 藤原儀輝

[日程]2021年10月8日[金]〜10日[日]
[劇場劇場 東京・両国 シアターX
[席種自由席
[料金一般 3,500円 / 学生 2,500円(前売当日とも)

上演時間]約2時間5分


コロナ禍の公演中止から一年、今蘇るオーソドックス・バージョン!

「渡辺、二代目をやってみろ」「わかりました」「(主演は)誰でやる」「高野でやります」

 まだ、つかさんが元気だった2007年、一本の電話がかかってきた。そうして、僕はこの「オーソドックス・バージョン」を書きました。当時は大変好評をいただきましたが、僕には大きな後悔がありました。それは「まったく書ききれなかった」ということです。

 つかさんから託された、大きな舞台。なんとか形にしたものの、つかさん自身の筆には到底及ばない。その圧倒的な才能の差…とっくに知っていたはずの、つかこうへいの書く台詞の恐ろしいまでの強さと、背中の遠さを思い知らされた経験でした。

 あれから十数年。逃げるように背を向けてきた作品でしたが、今回、9PROJECTという自由に遊べる場を使って、もう一度この作品に挑戦することにしました。主演は、2007年と同じく高野愛。今、新たに作り上げる「オーソドックス・バージョン」です。

脚本・演出:渡辺和徳

HOT TOPIC

「二代目はクリスチャン」DVD予告編

「二代目はクリスチャン」全公演終了しました!

 おかげさまをもちまして、9PROJECT vol.15「二代目はクリスチャン」全公演が無事に終了いたしました! このご時世において、無事に幕を開け、下ろせることがどれほどうれしいことか…一度公演中止になった演目だけに、余計にその奇跡を実感しています。

 ありがたいことに、初日からたくさんのお客様にご来場いただき、大きな拍手をいただきました。息苦しい毎日ではありますが、そんな日常の中で、ちょっとでも息を抜くことができる…そんな機会になれたなら、演劇に携わる者として幸いです。

 カーテンコールでもお話ししましたが、この10月には、扉座さんが同じ「二代目はクリスチャン」を上演します。主演に石田ひかりさんを迎え、今作の20年後を描きます。また大先輩・春田純一さんが「熱海殺人事件」を神戸・東京で上演します。まさに、つかこうへい月間! ぜひともお運びください! もちろん、どちらの公演にも9PROメンバーも観に伺います!

 次回公演は、来年4月。久しぶりに渡辺の新作戯曲を上演いたします。原作は、坂口安吾の最高傑作と名高い「夜長姫と耳男」。詳細は決まり次第発表していきますので、どうぞ次回公演もお楽しみにお待ちください!

DVD/Blu-ray

2020年4月に新型コロナの影響で公演中止となり、無観客で収録した「二代目はクリスチャン」のDVD/Blu-rayです! ※盤面印刷等のない、簡易パッケージでの…
www.9-project.net
2020年9月に無観客で収録した、映像配信公演「異ノ邦ノ人へ」のDVD/Blu-rayです! 7日間繰り返し見ることのできる、動画レンタル(2,500円)もござ…
www.9-project.net

9PROJECT

vol.4「ストリッパー物語」 撮影:堀内亮太
vol.10「異ノ邦ノ人へ」 撮影:堀内亮太

つかこうへいの言葉には、胸を突き刺すような切なさを覚える。
そして、生きる養分、勇気として語りかける力がある。
9PROJECTの舞台を観るたび、同じ力がそこに息づいているのを感じてならない。
つかこうへいの舞台を引き継ぐ若者たちがいることを何よりもうれしく思う。

メディアプロデューサー 酒井 政利

 9PROJECTは、つかこうへいに師事したメンバー3名によって結成。近年では上演されることの少なくなった、70〜80年代のつかこうへい作品を中心に上演している。つかこうへいの“演出”よりも“言葉”に注目し、戯曲を一切書き換えることなく生み出されるその作品は、当時つか作品に熱狂した世代からも大きな支持を集めている。

 1999年、つかこうへいが東京都北区のバックアップを受けて設立した「北区つかこうへい劇団」に、渡辺和徳が役者コース7期生として入団。つかこうへいから「お前は本を書け」と言われて、劇作・演出の道に転向。つかの執筆を手伝いながら、多数の演劇作品を発表する。
 2001年、高野愛小川智之が9期生として入団。まもなく、劇団9期生を中心に「プロジェクト9」というチームが結成され、つかこうへい演出で多数の作品が上演される。その後、10年あまりに渡って、つかこうへいに師事する日々が続く。

 2010年、つかこうへいが死去。2011年、北区つかこうへい劇団の解散公演「飛龍伝’90」(紀伊國屋サザンシアター)では、高野・小川が主演、渡辺が演出を担当。

 劇団解散後、しばらく各々の道を歩むが、自分たちなりにつかこうへい作品に取り組みたいと、2014年に再結集。第1回公演「ストリッパー物語」(作/つかこうへい)を上演した際にはチケットは発売初日完売するなど注目を集めた。を以後、初期のつかこうへい作品を中心に上演を続けている。

 名前の由来は、北区つかこうへい劇団時代のチーム名「プロジェクト9」をひっくり返して、9PROJECT(ナイン プロジェクト)。つかこうへいという存在にがむしゃらに立ち向かい、作品に没頭していた、その初心を忘れることなく活動していきたい、という志を込めて命名された。

 モットーは、やりたいことをとことんやる。自分たちが今やりたいこと、挑戦したいことを3人で徹底して話し合い、純粋に芝居に向き合っていく…。それが 9PROJECT です。