NEXT STAGE
「幕末純情伝」
[作]つかこうへい [演出] 渡辺和徳
[出演]高野愛・新澤明日・友部康志・藤原儀輝・玉一祐樹美・宮迫誠・菊地歩・芝原れいち / 天夜叉・長谷川樹莉亜
[日程]2024年11月6日[水]〜10日[日]
[劇場]王子小劇場
ABOUT
つかこうへいに師事したメンバーによって結成された、9PROJECT。結成から10年の節目に上演するのは、数あるつかこうへい作品の中でも無類の人気を誇る「幕末純情伝」です。
1989年に平栗あつみ・西岡徳馬主演でPARCO劇場にて初演。その後、上演を重ねるごとに数々のバリエーションが作られてきましたが、9PROJECTで上演するのであれば、やはり挑戦するのはその初演版「黄金マイクの謎」をおいて他にはありません。
70〜80年代のつか作品に挑戦し、つかこうへい作品の原点を見つめ直してきた9PROJECTだからこそできる、新たな「幕末」の幕開けです。
HOT TOPIC
「幕末純情伝」チケット発売中!
いよいよ開幕まで1ヶ月を切った「幕末純情伝」ですが、ありがたいことに千秋楽(10日)& 7日 14:00の回が完売となりました!
早くからのご予約、本当にありがとうございます!
稽古場では、戯曲の謎を一つ一つ解き明かしながら、日々作品が進化しています。
稽古開始早々から、全力で芝居に向き合ってくれるキャストの皆さんのおかげで、「ああ、ここはこんなこと思ってるんだなあ…」「だからこうするんだ」…と、どんどんドラマが見えてきます。
このキャストだからこその「幕末」に育ってきています。
「つかこうへいと僕」書きました。
9PROJECT 10周年特集の一環として、僕とつかさんのことをちょっと書いてみました。
北区つかこうへい劇団へ入団した時から、大分への“島流し”、そしてその後のつかさんとの日々…ざっと振り返る特集ですが、なかなかに長さがあります。9PROJECT 10周年のご挨拶共々、お暇な時にぜひお読みください!
10周年のご挨拶共々、お暇な時にぜひお読みください!
DVD/Blu-ray
9PROJECT
つかこうへいの言葉には、胸を突き刺すような切なさを覚える。
メディアプロデューサー 酒井 政利
そして、生きる養分、勇気として語りかける力がある。
9PROJECTの舞台を観るたび、同じ力がそこに息づいているのを感じてならない。
つかこうへいの舞台を引き継ぐ若者たちがいることを何よりもうれしく思う。
9PROJECTは、つかこうへいに師事したメンバー3名によって結成。近年では上演されることの少なくなった、70〜80年代のつかこうへい作品を中心に上演している。つかこうへいの“演出”よりも“言葉”に注目し、戯曲を一切書き換えることなく生み出されるその作品は、当時つか作品に熱狂した世代からも大きな支持を集めている。
1999年、つかこうへいが東京都北区のバックアップを受けて設立した「北区つかこうへい劇団」に、渡辺和徳が役者コース7期生として入団。つかこうへいから「お前は本を書け」と言われて、劇作・演出の道に転向。つかの執筆を手伝いながら、多数の演劇作品を発表する。
2001年、高野愛・小川智之が9期生として入団。まもなく、劇団9期生を中心に「プロジェクト9」というチームが結成され、つかこうへい演出で多数の作品が上演される。その後、10年あまりに渡って、つかこうへいに師事する日々が続く。
2010年、つかこうへいが死去。2011年、北区つかこうへい劇団の解散公演「飛龍伝’90」(紀伊國屋サザンシアター)では、高野・小川が主演、渡辺が演出を担当。
劇団解散後、しばらく各々の道を歩むが、自分たちなりにつかこうへい作品に取り組みたいと、2014年に再結集。第1回公演「ストリッパー物語」(作/つかこうへい)を上演した際にはチケットは発売初日完売するなど注目を集めた。を以後、初期のつかこうへい作品を中心に上演を続けている。
名前の由来は、北区つかこうへい劇団時代のチーム名「プロジェクト9」をひっくり返して、9PROJECT(ナイン プロジェクト)。つかこうへいという存在にがむしゃらに立ち向かい、作品に没頭していた、その初心を忘れることなく活動していきたい、という志を込めて命名された。
モットーは、やりたいことをとことんやる。自分たちが今やりたいこと、挑戦したいことを3人で徹底して話し合い、純粋に芝居に向き合っていく…。それが 9PROJECT です。