第11回公演「ストリッパー物語」

2019-03-05

9PROJECT vol.11「ストリッパー物語」

作= つかこうへい  演出= 渡辺和徳
出演=高野愛・相良長仁(北区AKT STAGE)・諏訪貴大(劇団現代古典主義)・三木だいすけ(ZENRYOKU劇音団)・農坂夢香

席種= 自由席(全会場とも)
料金= 一般 3,500円 / 学生 2,500円 (前売当日とも)


◇神戸公演

日程=2019年10月26日(土)〜27日(日)
開演時間=土曜/14:00  日曜/13:00
会場=神戸三宮シアター・エートー

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◇福岡公演

日程=2019年10月30日(水) 15:45開演
会場=福岡女学院 学生ホール

*学内公演のため、一般の方はご覧いただけません。

◇大分公演

日程=2019年11月4日(月休) 13:00開演
会場=J:COM ホルトホール大分(小ホール)

*一部告知で14:00開演となっておりましたが、正しくは13:00開演です!

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ABOUT

 私たち9PROJECTは、つかこうへいに直接師事したメンバーによって結成された劇団です。結成以来、70〜80年代の初期のつかこうへい作品を上演し続けてきました。昨年の「つか版・忠臣蔵」の好評を受け、本年も神戸・大分にて、つかこうへい初期の代表作「ストリッパー物語」を上演いたします。

 「蒲田行進曲」や「熱海殺人事件」とも並び称されるこの「ストリッパー物語」は、再演を重ねるごとにガラリと姿を変え、いくつものバージョンが作られました。そしてまた、つかこうへいをして「この作品だけは活字化できない」と言わしめたほど、“肉体で語る”作品でもあります。

 今回上演するのは、1982年に田中邦衛・根岸季衣主演で上演されたバージョン。脚色は一切いたしません! つかこうへい自身による上演時そのままの戯曲でお届けします。今となってはまず上演されることのないこの作品…どうぞお見逃しなく!


STORY

「…あたし、踊れなくなるのかな」

 明美は盛りを過ぎたストリッパー。お腹には醜い手術痕が残り、子供の産めない体になっている。かつてはブロードウェイのステージに憧れ、貨物船で密航しようとしたこともあったが、客を沸かせた踊りも、今は見る影もない。落ち着いた暮らしをしたいと思うこともあるが、腐れ縁のヒモのシゲさんは、のらりくらりとかわしてばかりいる。

 その明美の前に、一人の少女が姿を現した。劇場の片隅から、明美の踊りに羨望の眼差しを送るその少女こそ、シゲが家に残してきた、娘の美智子だった。

「私、アメリカに行くんです。踊りの勉強がしたいんです」

 キラキラとした瞳で夢を語る美智子の姿に、いつしか明美はかつての自分の姿を重ね合わせていた…。

「どうせ踊れなくなるんだったら産めばよかったね。女の子だって言ってたから、女の子だって言ってたよね。あたし踊り教えてあげられたのに。…ねえ、あんた。あたし捨てないでね。」

虐げられるが故により深く愛し合う、ヒモとストリッパーの真実の愛の物語。


CAST

キャスト写真 - 高野愛

高野 愛

キャスト写真- 相良長仁

相良 長仁(北区AKT STAGE)

キャスト写真 - 諏訪貴大

諏訪 貴大(劇団現代古典主義)

キャスト写真 - 三木だいすけ

三木 だいすけ(ZENRYOKU劇音団)

キャスト写真 - 農坂夢香

農坂 夢香


神戸公演 – KOBE

日時

10月26日(土)
14:00開演(13:30開場)

10月27日(日)
13:00開演(12:30開場)

*当日券の発売、受付開始は開演の45分前です。

ACCESS

JR三ノ宮駅 東口より 徒歩3分

神戸市中央区琴ノ緒町5丁目6-9
URL : http://www.a-to-kobe.jp
TEL : 078-231-0011

*公演についてのお問合わせは、9PROJECTまでお願いいたします。

共催=神戸三宮シアター・エートー

地図 - 神戸三宮シアター・エートー


大分公演 – OITA

日時

11月4日(月祝)
13:00開演(12:30開場)

*当日券の発売、受付開始は開演の45分前です。
*一部告知で14:00開演となっておりましたが、正しくは13:00開演です!

ACCESS

JR大分駅 上野の森口(南口)より すぐ

大分県大分市金池南一丁目5番1号
URL : http://www.horutohall-oita.jp
TEL : 097-576-7555

*公演についてのお問合わせは、9PROJECTまでお願いいたします。

地図 - ホルトホール大分


構成・演出/渡辺和徳

1978年、東京都生まれ。
北区つかこうへい劇団に入団後、つかこうへいに文才を認められ、氏のもとで作・演出を学ぶ。
2003年、少年隊ミュージカル PLAYZONE「Vacation」で脚本業を開始。以降、演劇作品の脚本、演出を数多く手がける。

【つかこうへい原作作品】
「二代目はクリスチャン」「広島に原爆を落とす日」「弟よ!」「愛人刑事」「龍馬伝」などの構成、脚本を担当。
つかこうへい作品の演出は多数。

【主な脚本作品】
◇青山劇場「SAMURAI 7」「女信長」(原作/佐藤賢一)
◇明治座「神州天馬侠」(原作/吉川英治)「大江戸緋鳥808」(原作/石ノ森章太郎)
◇新国立劇場「AZUMI 幕末編」(原作/小山ゆう)
◇Zeppブルーシアター六本木「あずみ〜戦国編」(原作/小山ゆう)など。

STAFF

舞台監督=久保田智也
照明=三澤裕史
音響=白石安紀
宣伝写真=堀内亮太

協力=つかこうへい事務所・北区AKT STAGE・劇団現代古典主義・ZENRYOKU劇音団