9PROJECT vol.11「ストリッパー物語」

作= つかこうへい  演出= 渡辺和徳
出演=(未定)

席種= 自由席(全会場とも)
料金= 一般 3,500円 / 学生 2,500円 (全会場、前売当日とも)


◇神戸公演 2019年10月26日(土)〜27日(日)/神戸三宮シアター・エートー
◇大分公演 2019年11月4日(祝)/ホルトホール大分 小ホール

*東京公演はありません! ごめんなさい…。


つかこうへいの傑作を、神戸・大分で上演!

 2014年、9PROJECTの旗揚げ公演に選んだのが、今回上演する「ストリッパー物語」でした。「熱海殺人事件」や「蒲田行進曲」と並んで、初期の代表作の1つであるこの「ストリッパー物語」は、再演を重ねるごとにガラリと姿を変え、幾つものバージョンが作られました。そしてまた、つかこうへいをして「この作品だけは活字化できない」と言わしめたほど、“肉体で語る”作品でもあります。

 今回、この作品を神戸と大分の劇場で上演することとなりました。昨年「つか版・忠臣蔵」で初めてのツアー公演を行った私たちですが、両都市の皆様から「また来て欲しい」との声をいただき、本年も同じ劇場で上演いたします。9PROJECT結成の舞台を、関西・九州の皆様にお見せできることは、何よりもうれしいことです。

 初演から30年余り…。
 現代を生きる我々の肉体を通して生まれる、新たなる“伝説の舞台”にどうぞご期待ください。

STORY

「…あたし、踊れなくなるのかな」

 明美は盛りを過ぎたストリッパー。お腹には醜い手術痕が残り、子供の産めない体になっている。かつてはブロードウェイのステージに憧れ、貨物船で密航しようとしたこともあったが、客を沸かせた踊りも、今は見る影もない。落ち着いた暮らしをしたいと思うこともあるが、腐れ縁のヒモのシゲさんは、のらりくらりとかわしてばかりいる。

 その明美の前に、一人の少女が姿を現した。劇場の片隅から、明美の踊りに羨望の眼差しを送るその少女こそ、シゲが家に残してきた、娘の美智子だった。

「私、アメリカに行くんです。踊りの勉強がしたいんです」

 キラキラとした瞳で夢を語る美智子の姿に、いつしか明美はかつての自分の姿を重ね合わせていた…。

「そりゃなしだよ。そりゃないよ、明美。長い人生、寄り添い、助け合い、いたわり合って生きていこうなんて、オレ達、ナシだよ。お前ズベ公、俺ろくでなし。これでやってきたんだろうが」

 虐げられるが故により深く愛し合う、ヒモとストリッパーの真実の愛の物語。