「熱海殺人事件 〜1973初演ver.」公演サイト

vol.22「熱海殺人事件 1973初演 ver.

[作]つかこうへい  [演出]渡辺和徳
[出演] 吉田智則・友部康志・高野愛・芝原れいち

[日程]2025年5月22日(木)〜25日(日)
[劇場]上野ストアハウス
[席種]自由席(ご来場順のご入場となります)

[一般]4,000円(平日割)/4,300円(土日)/4,500円(当日)
[学生]2,500円(全日程)
[LIVE配信]2,800円+手数料

※学生チケットは、公式サイトのみのお取扱いです。当日、受付にて学生証を確認いたします。
※開演1時間前より、入場の整理番号を配布いたします。

5/22
[木]
23
[金]
24
[土]
25
[日]
▲ 13:00▲ 13:00
△ 19:00△ 19:00◯ 18:00
※LIVE配信
◯=余裕あり △=少なくなってます ▲=残席わずか ×=終了
受付開始=開演1時間前、開場=開演30分前

TICKET

公式サイト
ロゴ画像

販売手数料・送料無料で、どこよりもお安くお求めいただける9PRO直販! キャスト写真入りの特製チケットをお届けいたします。

カンフェティ

購入ごとにポイントもつくお得な公演サイト!電話予約もご利用いただけます。

電話予約:050-3092-0051(平日 10:00〜17:00)

チケットぴあ

決済方法がどこよりも豊富な、ご存知チケットぴあ! ご予約以外のサービスも充実しています。

映像配信(Confetti Streaming Theater)
LIVE配信5月24日(土)18:00〜
アーカイブ配信〜5月31日(土) 23:59まで
(チケットの購入は、5月31日(土) 19:59まで)

<購入・視聴方法>
以下のURLをご覧ください。
https://www.confetti-web.com/guide/streaming/

ABOUT

すべての「熱海」の原点。「白鳥の湖」が流れない“つか演出前の熱海”

これは警視庁にその人ありといわれた「くわえ煙草伝兵衛」こと木村伝兵衛部長刑事と、熱血捜査官熊田刑事の心あたたまる感動の物語である。

 これは1975年に新潮社から刊行された「熱海殺人事件」の初演版戯曲に書かれた最初の一行です。1973年に文学座で初演、翌1974年には岸田國士戯曲賞を当時最年少で受賞、つかこうへいの躍進はこの一冊の戯曲から始まったと言っても過言ではありません。その後、無数のバージョンが作られてきましたが、今この“初演版”を“そのまま”上演しようという試みは極めてまれです。

 これまで9PROJECTでは「ストリッパー物語」「生涯」「かけおち」「出発」など、70〜80年代のつかこうへい作品を上演し続けてきました。口立てで作られた戯曲にはト書きがほとんどなく、解釈も容易ではありませんが、私たちは戯曲に一切の脚色をすることなく上演しています。つかに直接師事したメンバーだからこそ、一度自分たちの常識を引き剥がして戯曲に向き合うことは、つかこうへいを理解する上で非常に重要であると私たちは考えているからです。

 5年ぶりの再演となる今回は、北区つかこうへい劇団に所属していた3人、吉田智則・友部康志・高野愛が共演! そこに昨年「幕末純情伝」で勝海舟を演じた芝原れいちを加え、この傑作を新たに読み解いていきます。

「たとえ何十年たとうと、『熱海』は『熱海』の力強さを決して失わないと断言できる」とは、つか自身の弁です。この初演版で、今改めてその“力強さ”を再確認したいと思っています。

5年ぶりの再演にあたって

 つかこうへいを知る人なら、だれもが通る名作が「熱海殺人事件」です。僕が北区つかこうへい劇団時代に入って間もない頃、つかさんは新しい「熱海」のバリエーションを作り始めました。たくさんのチームが作られては俳優ごとにセリフが変わるので、一つの台本が無数のバリエーションになり、それがまたくっ付いては離れ…永遠とも思われる創作がそこでは行われていました。いや実際、つかさんの中には「書き終わる」ということがなかったように思います。その怒涛の創作の中、僕は執筆を手伝い、時に演じ、演出をさせてもらいましたが、当時はこの初演版の「熱海殺人事件」に手を出す日が来るとは思いませんでした。

 2018年、初めてこの「初演版」を上演した時の衝撃は今でも忘れられません。口さがない言い方になるかもしれませんが、一番最初のこの「熱海」が、一番面白い。これほどの面白さが、これほどの奥深さが、一つの作品の中に内包されるものなのか…。正直言って、その後のつかさんが、なぜあんなにも書き換える必要があったのか、分からない程でした。

 今回、つか劇団の先輩である吉田智則さん、友部康志さんと共にこの作品を作ります。過去2回の上演で、自分なりに本作を読み解いて来たつもりですが、つかさんをよく知るお二人と作った時、どんな景色が見えるのか…? そして昨年出会った芝原れいちくんには、新しい刺激をもらいながら、新たな気持ちでこの作品に挑戦してみようと思います。

演出 渡辺和徳

STORY

 熱海の浜で、製紙工場の女工が殺された。捜査を担当するのは、かつては警視庁捜査一課にその人ありと言われたくわえ煙草伝兵衛こと、木村伝兵衛部長刑事。しかし事件は、あまりにもありきたりすぎて三面記事にもなりそうもない。

 その“つまらない”事件を、新聞の一面を飾るような立派な事件にするために奮闘し始める刑事たち…。その中で、浮かび上がってくる犯人の真の殺意とは何であったのか?

「警視総監殿、日本は今大きく病んでおります」

CAST

吉田 智則
(部長刑事)

友部 康志
(刑事)

高野 愛
(婦人警官)

芝原れいち
(若い男)

MAP

上野ストアハウス

JR「上野駅」
入谷口より徒歩5分

東京メトロ「入谷駅」
1番出口より徒歩5分

東京都台東区北上野1-6-11 NORDビル B1
URL :https://www.storehouse.ne.jp/access.html

*駐車場・駐輪場はございません
*公演についてのお問合わせは、9PROJECTまでお願いいたします。

STAFF

作=つかこうへい
演出=渡辺和徳

舞台監督=久保田智也
照明=清家玲子
音響=内藤勝博
制作助手=岩崎琴子

協力=(株)つかこうへい事務所 / 劇団イン・ノート

演出/渡辺和徳

1978年、東京都生まれ。
北区つかこうへい劇団に入団後、つかこうへいに文才を認められ、氏のもとで作・演出を学ぶ。
2003年、少年隊ミュージカル PLAYZONE「Vacation」で脚本業を開始。以降、演劇作品の脚本、演出を数多く手がける。

【つかこうへい原作作品】
「二代目はクリスチャン」「広島に原爆を落とす日」「弟よ!」「愛人刑事」「龍馬伝」などの構成、脚本を担当。
つかこうへい作品の演出は多数。

【主な脚本作品】
◇青山劇場「SAMURAI 7」「女信長」(原作/佐藤賢一)
◇明治座「神州天馬侠」(原作/吉川英治)「大江戸緋鳥808」(原作/石ノ森章太郎)
◇新国立劇場「AZUMI 幕末編」(原作/小山ゆう)
◇Zeppブルーシアター六本木「あずみ〜戦国編」(原作/小山ゆう)など。